田舎でぬくぬくと育ったよ!
わたしは19歳まで田舎でぬくぬくとした環境で育っていた。
誰でも私の事を知っていて誰でも私が困っていたら助けてくれてバイト先には知り合いしかいなくて好き勝手できて……
今考えればなんて素敵な環境なの〜!って思うが、わたしはこの環境が嫌で仕方なかった。
この環境で守られてきたからこそこんなにぬくぬくと育ってこれたのにもかかわらず、この環境が嫌いなのだ。
だが社会に出てからというものの私の使えなさというか世間知らずというか田舎臭い芋女というかそういう部分がすごく出てくるようになった。恥ずかしかった。
田舎でぬくぬく育ってきて何をしても褒められていたからわたしはとても息苦しかった。
これに耐えなければ社会人として生きてはいけないのに私はまた生ぬるい環境の優しい世界、田舎に帰った。
田舎の実家でご飯を食べて家の事業を手伝う。なんて生ぬるい。なんて生きやすく生きづらい。わたしはこうやって井の中の蛙で終わってしまうのだろうか。
ため息をつきながら今日も布団に入る。
ちなみに何も転職活動の準備は出来ていない。
みんなはどうやって転職活動をしていったのかな……はあ……私ってダメ人間……すやぁ……寝てしまった。愚かだ。
愚かと書いて私と読むと言っていいくらいわたしは愚かで甘えた人間なのだ。
こうやってグズグズしているうちにもうすぐ1年がおわり、仕事をやめて9ヶ月が来ようとしている。
明日本気出す、明日本気出すはもういいのだ。今本気を出すべきなのだ。誰かやる気の出し方を教えて欲しい。あ!また他人に頼って逃げようとしている!
やはり、愚かだ。田舎の水はうまい。